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上岡田内科小児科医院 糖尿病の治療
上岡田医院の糖尿病治療基準

糖尿病診断基準(日本糖尿病学会)

                                                          

 糖尿病は、循環器疾患ではありませんが、虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)、動脈硬化、脳血管障害(脳梗塞など)の重要な危険因子の1つであり、最近、いわゆる「生活習慣病」の代表的疾患として、その増加が著しく、社会的にも関心を集めています。                          。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

1.糖尿病の分類(成因分類)
  1) 1型 :膵β細胞破壊
  2) 2型Ⅱ:インスリン分泌低下とインスリン感受性低下(抵抗性増加)
  3) その他の特定の機序 、疾患によるもの:遺伝子異常によるもの、他の疾患、病態に伴うもの。
  4) 妊娠糖尿病
2.糖尿病の病態(病期)分類
  1)正常領域
  2)境界領域
  3)糖尿病領域
    (1)インスリン不要(インスリン非依存状態)
    (2)高血糖是正のためにインスリン必要(インスリン非依存状態)
    (3)生存のためにインスリン必要(インスリン依存状態)
3.糖代謝異常の判定区分
  1)糖尿病型:下記の3項目の内、何れか1項目を満たす。
    (1)空腹時血糖≧126mg/dl
    (2)75g糖負荷試験 2時間値≧200mg/dl
    (3)随時血糖値≧200mg/dl
  2)正常型:下記の2基準を共に満たす)
    (1)空腹時血糖<110mg/dl
    (2)糖負荷試験2時間値<140mgd/dl
  3)境界型:糖尿病型でも正常型でもないもの。
4.妊娠糖尿病
  1)定義:妊娠中に発症、あるいは初めて発見された耐糖能異常
  2)診断基準:下記の3項目の内、何れか2項目を満たすもの。
    (1)空腹時血糖≧100mg/dl
    (2)糖負荷試験1時間値≧180mg/dl
    (3)糖負荷試験2時間値≧150mg/dl
    〔註〕妊娠中の随時血糖≧100mg/dlの例は糖負荷試験を行う。
5.糖尿病の診断:下記の何れかの場合に糖尿病と診断する。
  1)下記3項目の内何れか1項目が、日を変えた2回の検査で認められる場合。
    (1)空腹時血糖≧126mg/dl
    (2)糖負荷試験2時間値≧200mg/dl
    (3)随時血糖値≧200mg/dl
  2)糖負荷試験が糖尿病型で、下記の2項目の何れか1つを満たす場合。
    (1)糖尿病の典型的症状がある場合:口渇、多飲、多尿、体重減少
    (2)HbA1c≧6.5%
  3)過去において、上記の1)または2)の何れかが確認できたる場合。
6.疫学調査
  1回のみの検査による「糖尿病型」の判定を「糖尿病」と読み替えても良い。
7.検診:糖尿病を見逃さない事が重要である。
8.75gブドウ糖負荷試験判定基準(静脈血漿値,mgdl)

正常域 糖尿病域
空腹時
2時間値
<110
<140
≧126
≧200
75gブドウ糖
負荷試験
の判定
両者を共に満たす者を
正常型とする。
何れかを満たす者
を糖尿病型とする。
正常型にも糖尿病型にも属さない者を境界型とする。
〔註〕
1.糖負荷試験で正確な判定を得る為の条件
  ①糖質150g異常を含む食事を3日以上摂取した後、早朝空腹時にブドウ糖75g、あるいはそれに相当する糖質を250naisi50gの溶液として経口負荷しする。
  ②前日から実施までの空腹時間は10~14時間とする。検査終了までは水以外の摂取は禁止する。
  ③検査期間は安静を保たせ、禁煙させる。    
2.1型糖尿病が疑わしい場合は、抗GAD抗体、抗島高中性脂肪血症愛(ICA)、抗インスリン自己抗体、抗ⅠA2抗体/ICA512抗体などを調べる。
3.血糖値の mg/dl と mmol/l の交換式
     血糖値(mg/dl) 18 = 血糖値(mmol/l)
4.75gOGTTが正常型であっても、1時間値≧180mg/dlの場合は、それ未満の者に比べて糖尿病型に悪化する危険がおおきいため、境界型に準じて経過観察する必要がある
5.空腹時血糖値と75g糖負荷試験2時間値による糖尿病型の頻度。
空腹時血糖
(mg/dl)
2時間血糖値
(mg/dl)
日本人人間ドックでの頻度
 (n=5384)
例数
(a) <126 ≧200 298 5.5
(b)≧126 <200 75 1.4
(c) ≧126 ≧200 346 6.4
(a)+(b)+(c) 719 13.4
(b)+(c) 空腹時血糖≧126 7.8%
(a)+(c) 糖負荷2時間値≧220 12.0%

6.人間ドック例における初回75gブドウ糖負荷試験の区分別にみた「糖尿病型」への移行率
 (平均追跡期間:A 4年、B 5年)

空腹時血糖
(mg/dl)
1時間値
(mg/dl)
2時間値
(mg/dl)
悪化率

(%/4年)

(%5.1年)
正常型
<110
<110



<120
<120

1.3
3.2

1.3
1.9
境界型全例*
<126**
110~125***



140~199
<140
23.1
25.8
12.1
22.8
21.7
26.6
*今回の改定基準による。
**アメリカ糖尿病学会、世界保健機構のimpaired glucose toleranceに相当する。
75g***狭義のWHOのimpaired fasting glycosemiaに相当する。


1)「糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告」要約
  糖尿病診断基準検討委員会(委員長:葛谷健)

 概念
  糖尿病は、インスリン作用の不足による慢性高血糖を主徴とし、種々の特徴的な代謝異常を伴う疾患群である。その発症には遺伝因子と環境因子がともに関与する。代謝異常の長期間にわたる持続は特有の合併症を来しやすく、動脈硬化症をも促進する。代謝異常の程度によって、無症状からケトアシドーシスや昏睡に至る幅広い病態を示す。

 分類(表1,2、図1参照)
  糖代謝異常の分類は成因分類を主体とし、インスリン作用不足の程度に基づく病態(病期)を併記する。成因は、(Ⅰ)1型、(Ⅱ)2型,(Ⅲ)その他の特定の機序、疾患によるもの、(Ⅳ)妊娠糖尿病、に分類する。1型は発症機序として膵β細胞破壊を特徴とする。2型は、インスリン分泌低下とインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)の両者が発症にかかわる。(Ⅲ)は遺伝素因として遺伝子異常が同定されたものと、他の疾患や病態に伴うものとに大別される。 
 病態(病期)では、インスリン作用不足によって起こる高血糖の程度や病態に応じて、正常領域、境界領域、糖尿病領域に分ける。糖尿病領域は、インスリン不要、高血糖是正にインスリン必要、生存のためにインスリン必要、に区分する。前2者はインスリン非依存状態、後者はインスリン依存状態と呼ぶ。病態区分は、インスリン作用不足の進行や、治療による改善などで所属する領域が変化する。詳細は、本分Ⅱ,3.「糖尿病の分類のための所見」を参照されたい。

 診断
 糖代謝異常の判定区分:糖尿病の診断には慢性高血糖の確認が不可欠である。糖代謝の判定区分は、糖尿病型(空腹時血糖≧126mg/dlまたは75gブドウ糖負荷試験2時間値≧200mg/dl、あるいは随時血糖値≧200mg/dl)、正常型(空腹時<110mg/dl、かつ2時間値<140mg/dl),境界型(糖尿病型でも正常型でもないもの)に分ける。これらの基準値は静脈血漿値である。持続的に糖尿病型を示すものを糖尿病と診断する。
 境界型はADA(アメリカ糖尿病学会)やWHO(世界保健機構)のIFG( impaired fasting glucoseあるいはimpaired fasting glycemia)とIGT(impaired glucose tolerance)とを合わせたものに一致し、糖尿病型に移行する率が高い。境界型は糖尿病特有の合併症は少ないが、動脈硬化症の危険は正常型よりも大きい。
 妊娠糖尿病:妊娠糖尿病の定義は「妊娠中に発症、あるいは初めて発見された耐糖能異常」とする。診断基準として日本産科婦人科学会栄養代謝問題委員会(1984)の基準(空腹時≧100mg/dl,75g糖負荷資金1時間値≧180mg/dl,2時間値≧150mg/dlのいずれk2点をみたすもの)を採用する。糖尿病型を呈する者は糖尿病として扱う。スクりーニング検査として、妊娠中の随時血糖≧100mg/dlであれば、糖負荷試験を行うことを勧める。

 臨床診断
 1.空腹時血糖値≧126mg/dl,75gOGTT2時間値≧200mg/dl,随時血糖値≧200mg/dlのいずれか(静脈血漿値)が、別の日に行った検査で2回以上確認できれば糖尿病と診断してよい。血糖値がこれらの基準値を超えても1回だけの場合は糖尿病型と呼ぶ。
 2.糖尿病型を示し、かつ次のいずれかの条件がみたされた場合は、1回だけの検査でも糖尿病と診断できる。①糖尿病の典型的症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)の存在、②HbA1c≧6.5%,③確実な糖尿病網膜症の存在。
 3.過去において上記1.ないし2.の条件が満たされていたことが、確認できる場合は、現在の検査結果にかかわらず、糖尿病と診断するか、糖尿病の疑いをもって対応する。
 4.診断が確定しない場合には、患者を追跡し、時期をおいて再検査する。
 5.糖尿病の臨床診断に際しては、糖尿病の有無のみならず、成因分類、代謝異常の程度、合併症などについても把握するように努める。

 疫学調査
 糖尿病の頻度推定を目的とする場合は、1回の検査だけによる「糖尿病型」の判定を「糖尿病」と読み替えてもよい。なるべく75g糖負荷試験2時間値≧200mg/kgの基準を用いる。

 検診
 糖尿病を見逃さないことが重要で、スクリーニングには血糖値をあらわす指標のみならず、家族歴、肥満などの臨床情報も参考にする。

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